米中間選挙での共和党の大敗後、ドナルド・トランプ大統領は最も忠実かつ物議を醸している側近の1人を新たな首席補佐官に選び、任期残り2年間を対決姿勢で臨むことを示唆した。10年以上にわたりトランプ氏に仕えてきた強硬派の政治活動家スティーブン・ミラー氏(41)は、トランプ氏の岩盤支持層である「MAGA(米国を再び偉大に)」派を喜ばせた手加減なしの統治スタイルを声高に支持してきた。そしてそのスタイルは、中間選挙当日に多くの有権者から拒絶された。ミラー氏は、時に衝動的なトランプ氏の抑止力と見られていたスージー・ワイルズ氏の後任となる。ミラー氏は強硬な移民取り締まり政策の立案者だった。世論調査によると、この政策は多くの有権者を遠ざけ、共和党が中間選挙で歴史的大敗を喫する一因となった。同氏の昇格は、トランプ氏が自身の政治的ブランドを築いた移民政策から後退するつもりがないことを示している。