ドナルド・トランプ米大統領は25日、イラン核施設への米軍の攻撃で同国の核兵器開発能力は大きく損なわれたと強調した。また米軍の攻撃はイランの取り組みを数カ月遅らせただけと評価する情報機関の予備的報告書が流出したが、この内容についても否定した。米情報機関や専門家らは今後数カ月、攻撃された核施設の被害の全容を調査するが、今回浮上している論争はその過程でより大きな問題に直面する可能性を浮き彫りにしている。米軍がB2爆撃機と巡航ミサイルを使用し、先週末にイランを攻撃したことにより、同国の核プログラムが大きな被害を受けた兆候は十分に見られる。だが実際の状況は査察官が攻撃を受けた施設に加え、濃縮ウランや核関連機器が隠されている可能性のある疑惑の場所を視察できない限り、完全には把握できないと思われる。
イラン核施設の被害状況、漏洩した米報告書巡り混乱
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