
読者の反響が大きかった記事を再配信します。(記事初出時の公開日:2024年6月28日)
ビジネスパーソンにとって、言葉は頼もしい武器。どんな言い方をすれば、相手の気分を害さずに真意を伝えられるのか。クイズに挑んで、ワンランク上の「大人の言い換え力」を身につけましょう!(クイズ制作/石原壮一郎)
クイズ
映画館に入り、ネットで予約した席に座ろうとした。ところが、既に他の人が座っている。「すみません」と声を掛けたら、「空いてる席に座ればいいじゃん」と言うだけで動こうとしない。
「ふざけるな。さっさとどけよ!」と言ったらケンカになりそうだ。もちろん、他の席には座りたくない。移動してもらうための効果的な「一言」はどれ?
(A)「私が座った席に誰かが来たら、あなた、どうしてくれるんですか?」
(B)「困りましたねえ。係の人を呼んできたほうがよさそうでしょうか?」
(C)「いや、私はここに座ります。あなたが予約した席はどちらですか?」
(B)「困りましたねえ。係の人を呼んできたほうがよさそうでしょうか?」
(C)「いや、私はここに座ります。あなたが予約した席はどちらですか?」
正解は……
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B
× (A)「私が座った席に誰かが来たら、あなた、どうしてくれるんですか?」
◎ (B)「うーん、困りましたねえ。係の人を呼んできたほうがいいですか?」
△ (C)「いや、私はここに座ります。あなたが予約した席はどちらですか?」
解説
自分の間違いを認めるのが苦手なのか、独自の世界観で生きている方なのか、いずれにせよ厄介なことになりました。Aは当たり前の懸念ではあるものの、こう尋ねて素直にどいてくれる人なら、そもそも人の席に居座ったりしません。
ここはBの「穏やかな脅し」で、今後の動きを予告しつつ、相手に最後のチャンスを与えましょう。それでも動かなければ、面倒ですが本当に呼びに行けばいいだけです。Cは毅然とした対応ではありますが、相手を無駄に刺激するかも。避けられるリスクはなるべく避けるのが大人のリスクヘッジです。