「岩本さんとは、子ども食堂のボランティアで知り合った。最初はただの仲間だったけど、家庭や子どもの悩みを打ち明けたり、いろんな話をしたりしているうちに親密になって…。岩本さんと話していると楽しくて強引で、母親から女性に戻れた気がして」

 亜紀葉さんはボランティアでの出会いから、岩本の提案によって学習アプリで連絡を頻繁に取り、不倫に発展したと告白したのです。

すべてを知った夫の決断
夫婦の今後は

 後日、勉さんは岩本にも証拠を突きつけ、亜紀葉さんに二度と近づかないことで訴えることは控えることと、少しでも近づいたら子ども食堂関係者に証拠を公表することを伝えたそうです。

 勉さんと亜紀葉さんはカウンセリングを受け、岩本と関係を断つことを条件に、関係修復の道を模索し始めたそうです。

 この調査で衝撃だったのは、子ども向けアプリが不倫の隠れみのになっていたという事実でした。尾行では普通の主婦の姿しか見えず、調査を進めるうちにアプリの秘密が明らかになりました。

 テクノロジーは便利ですが、悪用されれば信頼を壊す凶器になります。

「そりゃ気づかないわ…」探偵がシロ判定した“完璧な妻”が不倫で使った「まさかの通信手段」とは?不倫を認めた妻、夫の決断とは(写真はイメージです) Photo:PIXTA

 恋愛結婚が主流だった世代でさえ離婚率が上昇している現在、SNSやマッチングアプリなど、出会いの場が手軽で便利になっています。

 お互いのことを理解する努力は必要だと思いますが、どうしても見えないところは出てきます。

 不安や心配や少しでも懸念を感じたときは、片岡探偵事務所に相談してください。

「不倫の隠れみのを暴く探偵」。点と点が線になる探偵トークでした。

※本稿は実際の事例に基づいて構成していますが、プライバシー保護のため個人名は全て仮名とし、一部を脚色しています。