米ニューヨーク市の市長選で進歩派のゾーラン・マムダニ氏(民主)の勢いが増す中、ニューヨークの富裕層の一部金融関係者らは、同氏に対する最後の抵抗として外部グループのネットワーク構築を急いでいる。関係者らによれば、「ニューヨーカーズ・フォー・ア・ベター・フューチャー25」と呼ばれる独立グループは、マムダニ氏に対する運動を開始し、約2000万ドル(29億円)の資金調達を計画。ニューヨーク州の選挙管理委員会に提出された書類によると、同グループは8日にニューヨークで活動登録を行った。マムダニ氏は先月の民主党予備選で、有力視されていた前知事のアンドリュー・クオモ氏を破って勝利し、市のエリート層に衝撃を与えた。また社会主義者が市政を担うことに関し、金融界の懸念も引き起こしている。
米NY市長選、反マムダニ氏のグループが2000万ドル確保へ
一部金融関係者、勢い増す社会民主主義候補に資金調達計画で最後の抵抗
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