イスラエル国防相は今週、これまでのガザでの対応を超える計画の概要を示し、数十万人のパレスチナ人を審査した上で安全地帯に移動させる方針を明らかにした。だがイスラエル軍の法務部門と国内の有力な法律家らは、この計画が国際法で違法とされる強制移住と民間人の収容に相当し、イスラエルが非難にさらされる可能性があるとして懸念を表明している。イスラエル・カッツ国防相が明らかにした提案では、イスラエル軍はパレスチナ人らをガザ南部のラファ周辺の指定地域に移送し、居住させたうえで支援を提供する。軍は周辺を警備する他、入域時に審査を行い、武装勢力とされる者を排除する。また一度入域すると、出域は認められないという。
イスラエル軍の法務担当者ら、ガザ住民移動の新計画に懸念
強制移住と民間人収容、国際法違反に相当するか
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