化石燃料由来のプラスチックから作られるバージンポリエステルが、ファッション業界における最新のトレンドとなっている。衣料や履物に関する二酸化炭素(CO2)排出量のデータをまとめているアパレル・インパクト研究所(AII)が23日に公表した報告書によると、衣料品メーカーからの温室効果ガス排出量は増加している。アパレル業界からの温室ガス排出量は2023年に7.5%増と急増した。AIIが2019年に年次報告の公表を開始してから初めての前年比での増加となった。報告書によると、2023年の同業界の排出量は9億4400万トンに達し、世界全体の排出量の2%を占めた。これは、今年公表された繊維製品素材のデータに基づいている。
安価なポリエステル衣料品、アパレル業界の環境負荷に拍車
ウルトラファストファッションの人気が高まる中、温室ガス排出は急増
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