米ホワイトハウスはキャンパスでの反ユダヤ主義を阻止できなかったと判断した複数の大学に対し、連邦助成金へのアクセスを認める代わりに罰金を支払うよう求めている。ハーバード大学には数億ドルを要求している。事情に詳しい関係者が明らかにした。ホワイトハウス高官は、トランプ政権が23日にコロンビア大学と締結した合意が他大学との交渉のたたき台だと述べた。コロンビア大は、差別禁止法に違反したとされる問題で和解し、連邦助成金の受給を再開するため、3年間で2億ドル(約295億円)を政府に支払うことで合意した。関係者によると、政権はコーネル大学、デューク大学、ノースウェスタン大学、ブラウン大学などと協議を進める一方、米国最古の大学であるハーバード大との合意を重要な目標に位置付けている。