ウォール街のバーゲンハンター(バリュー投資家)たちが戻ってきた。米デトロイト在住で自動車会社のアナリストとして働くチェース・グッドマンさん(29)は今年4月まで、世界最大級のハイテク企業が中心の株価指数に連動するファンドに余剰資金を投資していた。しかし最近は、企業の開示資料を読み、各社の株価が簿価と比べてどのくらいの水準で取引されているかを追跡している。グッドマンさんは「割安な企業を探している」と述べ、自身が最近選んだ銘柄のうちの二つについてまくし立てた。その二つとは、半導体メーカー向けサプライヤーのフォトロニクスと消費者金融のメダリオン・ファイナンシャルだ。