香港の複合企業の長江和記実業(CKハチソン・ホールディングス)はパナマの港湾事業の権益売却について、中国の戦略的投資家を参加させる方向で米資産運用会社ブラックロック率いる投資家コンソーシアムと交渉している。CKハチソンは28日、コンソーシアムとの独占交渉期間は終了したものの、中国本土の戦略的投資家を参加させることで交渉を行っていると発表した。参画する具体的な企業名は明らかにしていない。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は今月、中国が自国の海運最大手で国有の中国遠洋海運集団(チャイナ・コスコ・シッピング)を、ブラックロックおよびコンテナ船世界最大手MSCと共に対等なパートナーおよび株主にしようとしていると報じている。
香港CKハチソン、中国国有大手の参画で交渉 パナマ港湾巡る取引
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