40代タイミーおじさんが映画館で働いて気づいた“ポップコーンこぼし率”が高い作品の特徴写真はイメージです Photo:PIXTA

ライター業の傍ら、スキマバイトでさまざまな職場で働いている筆者が仕事を通じて見えた悲喜こもごもをつづる本連載。今回は、映画館でスキマバイトしてみた。上映後の館内を掃除してみて気づいたこととは。(ライター みやーんZZ)

映画館でスキマバイト!
前回のリベンジを果たしたい……

 氷河期世代の40代おじさんである僕が去年、突如ハマったスキマバイト。今回は、とあるシネコンで働いた際のお話をご紹介します。

 実は以前にも一度、別のシネコンでバイトをしたことがあるのですが、その時は小部屋に1人で放置され、4時間ぶっ続けで使用済みのポップコーントレーを拭き続けるという孤独な作業だったんです……。

 そこでかなりキツい思いをしたので「いつか、ちゃんとした映画館の業務をしてみたい」という思いを抱いていたところ、別の系列のシネコンの案件を発見し「今度こそ」という思いで申し込みました。

 今回のスキマバイトには僕と女性の2人が参加。事務所で制服に着替えた後、社員さんから軽く業務説明を受けます。

 僕らが任された仕事は館内の清掃業務。映画の上映スケジュールが書かれた表が渡され、その見方などを教わった後にインカムを装着して業務開始です。

 その後、大学生ぐらいの年頃の女性バイトさんが指導係となり、仕事を教えていただくことに。

 最初に、映画館内のゴミ回収カウンターの仕事を教わります。上映終了後、出てきたお客様から飲食物のゴミやポップコーントレーを受け取り、飲み残しや食べ残しを専用の箱に回収。その後、ゴミ袋に入れて廃棄していきます。

 ゴミ回収作業が落ち着いたら、次はポップコーントレーの拭き上げ作業。アルコールスプレーで消毒し、ふきんで拭き上げて専用のラックに積み上げていきます。

 ここのポップコーントレーは以前働いたシネコンのものより一回り小さく、取り扱いが簡単。拭き上げる手間も半分ぐらいで済む素敵な設計となっており、サクサク拭けました。