性格に裏表がある人間のイメージ画像写真はイメージです Photo:PIXTA

転職が当たり前になった今、多くの人が転職エージェントを利用します。しかし「何か違う…」と感じた経験はありませんか?あなたのキャリアを台無しにしかねない「ダメなエージェント」は、実は“ある質問”で簡単に見抜けます。後悔する前に関係を断つべき相手を一発で見抜く、「魔法のひと言」を伝授します。(クライス・アンド・カンパニー代表取締役 丸山貴宏)

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転職エージェント利用者は増加
サービスの質にはバラつき

 転職が普及するのに伴って人材紹介会社、いわゆる転職エージェントを利用する人も増えています。実際の数値で確認してみましょう。

 厚生労働省の「職業紹介事業報告書」(令和5年度報告)によると、有料職業紹介事業の新規求職申込件数は約3860万件で、対前年度比34.3%増でした。ただし、この数字は同じ人が複数の会社に申し込んでいる数もカウントされている点に注意が必要で、有料職業紹介事業を通じた就職件数は約84万件で、対前年度比9.0%増でした。

 一方、手数料収入は約8362億円で対前年度比8.6%増。なお令和元年度(2019年度)の手数料収入は約5874億円で、この間に市場が大きく伸びていることがわかります。

 民間の調査を見ても、マイナビ「転職動向調査2025年版(2024年実績)」では、直近転職で応募に利用したサービスとして人材紹介会社は19.3%でした

 ただ、転職エージェントの利用が増えた一方で、「相談してみたが、しっくりこなかった」「紹介されるのは微妙な求人が多い」という声があるのも確かです。率直に言えば、会社によって提供するサービスの質にバラつきがあるのです。

 質の低い転職エージェントを避けて自分に合った質の高い転職エージェントを見つけると、自身のキャリアを発展させる強力なサポートとなります。では、転職エージェントの良し悪しを見極めるにはどんなポイントに注目すればよいか、以下に見ていきましょう。