マックス・チューニングさん(35)が自身のサワーキャンディー事業を米菓子大手ハーシーに7550万ドル(約111億円)で売却した際、高級時計のロレックスや夢のマイホームを購入する前に最初にしたことは、妻と友人6人をジェット機「ダッソー・ファルコン900」で、スキーリゾートとして知られるコロラド州ベイルに連れて行くことだった。一行は空港で保安検査の列に並ぶ必要がなく、滑走路に直行した。木製パネルで装飾された機内で、ゴールドのアクセントが施された革張りのリクライニングシートに座った。この「冒険」にかかった費用は10万ドルだった。チューニングさんが飼っている「ドゥード」という名前のゴールデンドゥードルは足元でくつろいでいた。「愛犬を連れて行くためにプライベートジェットを使わなければならなかった、とジョークで言っている」という。「価格はあまり気にしなかった」
プライベートジェット需要急増、富の象徴No.1に
ぜいたくな空の旅は富裕層上位の1%と0.1%を分ける基準になった
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