2位は中外製薬で1198.1万円
3位は第一三共で1113.5万円
2位はがん領域と骨や関節の免疫疾患領域に強みを持つ中外製薬(東京都中央区)。スイス発の世界的医薬品メーカー・ロシュグループ傘下にありながら自主独立経営を続ける異色の医薬品大手だ。今回、平均年収は1198.1万円(従業員数4903人、平均年齢42.6歳)だった。
同社は23年版のランキング1位で、平均年収は1214.4万円(従業員数5103人、平均年齢は43.4歳)だった。今回は、23年版よりも1ランクダウンし、平均年収は16.3万円下げている。
ランキングの対象である23年12月期の通期決算は、売上高1兆1113億6700万円(前年同期比11.8%減)、営業利益4391億7400万円(同17.7%減)、純利益3254億7200万円(同13.1%減)で減収減益だった。
3位は、感染症や循環器の薬に強みを持つ第一三共(東京都中央区)。英バイオ医薬企業のアストラゼネカと提携し、がん領域を開拓している企業だ。平均年収は1113.5万円(従業員数5817人、平均年齢45.5歳)だった。
同社は23年版のランキングでも3位で、平均年収は1120.0万円(従業員数5756人、平均年齢は45.3歳)だった。今回、23年版と順位は変わらないが、平均年収は6.5万円下げている。
4位は前立腺がん治療薬「イクスタンジ」が主力のアステラス製薬(東京都中央区)で、平均年収1110.4万円(従業員数4806人、平均年齢42.7歳)。
5位は武田薬品工業(東京都中央区)。がんや消化器、希少疾患などに強い国内の医薬品首位メーカーだ。
平均年収は1081.3万円(従業員数5474人、平均年齢43.3歳)だった。同社は23年版のランキング4位で、平均年収は1097.2万円(従業員数5486人、平均年齢42.8歳)だった。今回、23年版よりも1ランクダウンし、平均年収は15.9万円下げている。
6位以下は、平均年収1000万円台が2社、900万円台が6社、最多の800万円台が11社、700万円台が9社、600万円台が7社、500万円台が4社、400万円台が3社となっている。
次ページ以降では、47位までを掲載している。詳しくチェックしてみてほしい。
(ダイヤモンド・ライフ編集部)