ドナルド・トランプ米大統領は22日、連邦政府による犯罪取り締まりについて、次の標的はシカゴになる可能性が高いと述べた。シカゴやイリノイ州当局者らはこれを受け、州兵の派遣は連邦政府の権限を逸脱していると反発の声をあげている。トランプ氏は「シカゴは混乱している」とし、「次はたぶん、そこを正すことになる」と説明。「ニューヨークと共に支援する」ことになると付け加えた。トランプ政権は今年に入りロサンゼルスに、また今月には首都ワシントンに州兵を派遣。トランプ氏はこれら判断について、都市部の安全確保に向けた取り組みの一環だと説明している。だがこうした行動は国内における軍の役割に疑問を呈しているほか、地元の民主党指導者からの批判につながっている。