ドナルド・トランプ米大統領は25日、保釈保証金なしで被告を保釈する制度について、全米での廃止に向けてまずは首都ワシントンで制度を打ち切る大統領令に署名した。トランプ氏は大統領選で、このリベラルな保釈制度の廃止を公約に掲げていた。この制度は、2020年の警官によるジョージ・フロイドさん暴行死事件で、刑事司法制度における人種間の不平等が浮き彫りになったことで注目を集めていた。トランプ氏はパム・ボンディ司法長官に対し、保釈保証金による保釈を実施していない地域を特定し、連邦補助金の凍結をちらつかせるなど、政策変更に向けてさまざまな手段で圧力をかけるよう指示した。ワシントンは1990年代に主要都市で初めて保証金による保釈を廃止していた。
トランプ氏、保証金なし保釈の廃止命令 まずは米首都で
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