米カジュアル衣料小売り大手ギャップのリチャード・ディクソン最高経営責任者(CEO)は、美容畑出身の経験を生かし、新たな収入源を求めてコスメに本格進出することを明らかにした。今秋から「オールドネイビー」の店舗の美容製品を拡充する。スキンケア、メーキャップ、ヘアケア、マニキュアなど多様な製品を、おおむね25ドル(約3700円)以下で販売する。オールドネイビー・ブランドのヘアケア製品やボディーローションと共に「マリオバデスク」、「エルフ」、韓国のコスメブランドなどを取りそろえる計画だ。「ギャップ」ブランドの店舗には来年、フレグランスを手始めに美容製品を追加する予定としている。ディクソンCEOはインタビューで「当社はコア(中核の衣料ビジネス)の隣接分野に進出するだけの信頼を消費者から得ている」と語った。