ニューヨークのエリック・アダムズ市長は5日、再選に向けた選挙戦から撤退しない意向を改めて示した。同氏は出馬断念と引き換えに、民間セクターでの高収入のキャリアやトランプ政権での職をオファーされている。NY市長選に向けた民主党予備選では、民主社会主義者のゾーラン・マムダニ氏が勝利。ビジネス界や政界の有力者らが同氏の台頭を阻止しようと奔走する中、アダムズ氏への圧力も高まっている。事情に詳しい関係者らによれば、トランプ政権当局者らもアダムズ氏が政権に加わることについて本人と協議を行っているが、具体的な職務はまだ議論されていない。ニューヨークの不動産業界の複数の大物たちもアダムズ氏に対し、選挙戦から撤退すれば仕事をオファーできる可能性があるとここ数週間にわたって打診。一部のビジネスリーダーらは、同氏がシンクタンクを運営することなども提案していると関係者らは述べている。
アダムズNY市長、再選断念へ圧力高まるも出馬の意向変わらず
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