米オラクルが先行き不透明な事業に関して明確な数字を示したことは評価しよう。だが、それらの数字を実現させるのは容易ではない。巨大ソフトウエア会社であるオラクルが9日に発表した6-8月期決算は投資家に衝撃を与えた。決算によると、残存履行義務(RPO)――まだ認識されていない契約済み売上高――は、3カ月前の3倍超に当たる4550億ドル(約67兆円)となった。同じくらい衝撃的だったのは、他に進行中の数十億ドル規模の取引があり、近いうちにRPOが5000億ドルを超えると同社が主張したことだった。
オラクルは「新エヌビディア」 良くも悪くも
3年間で売上高の倍増を見込むが、同社の将来はAI投資ブームに完全に依存している
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