米保守活動家のチャーリー・カーク氏(31)は仲間たちに囲まれ、まさに本領を発揮していた。大学キャンパスで新世代の若い保守派を動員して「MAGA(米国を再び偉大に)」の世界の頂点に上り詰めた政治活動家で著述家のカーク氏は10日午後、トランプ支持者の多いユタバレー大学のステージに立っていた。これはカーク氏の秋の「アメリカン・カムバック講演ツアー」の最初の訪問地だった。雄弁なカーク氏は学生たちに「私の誤りを証明してみろ」と挑み、そして通常は聴衆の喝采を浴びながら彼らを論破していた。白いTシャツを着て椅子に深く腰掛けたカーク氏はやる気に溢(あふ)れ、極めてリラックスした様子だった。カーク氏は「すごい人数だな、ユタ」と、自身のTikTok(ティックトック)アカウントに投稿した動画で歓声を上げる聴衆に語りかけた。「数時間ここにいるから、くつろいでいってくれ」
米保守活動家カーク氏の銃撃事件、何が起きたか
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