「睡眠薬代わりの晩酌」は最悪のNG習慣! 不眠と依存の悪循環を断ち切る方法
誰にでも、悩みや不安は尽きないもの。とくに寝る前、ふと嫌な出来事を思い出して眠れなくなることはありませんか。そんなときに心の支えになるのが、『精神科医Tomyが教える 1秒で元気が湧き出る言葉』(ダイヤモンド社)など、累計33万部を突破した人気シリーズの原点、『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)です。ゲイであることのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症――深い苦しみを経てたどり着いた、自分らしさに裏打ちされた説得力ある言葉の数々。心が沈んだとき、そっと寄り添い、優しい言葉で気持ちを軽くしてくれる“言葉の精神安定剤”。読めばスッと気分が晴れ、今日一日を少しラクに過ごせるはずです。

メンタルを整えるための生活習慣
今日は私が実践して効果のあった、メンタルを整えるための生活習慣について紹介しようと思います。
心を整える目的で始めたわけではありませんが、結果的に精神的な健康につながっていると感じることがあります。
自宅での飲酒(晩酌)をやめました
それは、自宅でお酒を飲むこと、いわゆる「晩酌」をやめたことです。自宅でお酒を飲むと、どうしてもダラダラと飲み続けてしまいます。自宅ですから、飲んだらそのまま眠ることもできてしまいますから。
一方で、外食の際にお酒を飲むときは、お金もかかることですし、周りの人との会話の中でペースを合わせて飲むため、飲みすぎることはあまりありません。もちろん、頻繁に飲みに行く方は別ですが、友人との集まりも月に数回、多くても週に1回程度でしょう。
「外では飲むけれど、家では飲まない」と決めれば、おのずと飲む頻度が減るわけです。
「お酒が欲しくなる」のは依存のサイン?
寝る前にテレビを見ながらビールや梅酒、日本酒を飲んだりしていた頃、ふと「お酒が飲みたくなっている自分」に気がつきました。
外食をするときは、料理のおともとして、あるいは飲み会という目的を持ってお酒を飲んでいます。しかし、自宅での飲酒は「お酒が欲しいから飲む」という状態に陥りがちです。この「お酒が欲しくなる」という感覚こそ、依存の始まりではないかと気づいたのです。
振り返ってみると、飲む量は確実に増えていました。最初は1杯だったのが2杯になり、だんだんとアルコール度数の強いお酒に手を出すようになっていたのです。
良くない飲み方になっていると自覚
そんな頃に、普段あまり会わない人から「手が震えていませんか?」と指摘されたことがありました。飲酒量から考えて、おそらく直接の関係はないと思いますが、このひと言がきっかけで、最近の自分の飲み方は「お酒が切れると、また飲みたくなる」という、良くない飲み方になっていると自覚し、やめる決心をしました。
今では、自宅の棚にはいただき物のお酒が置いてありますが、自分からすすんで飲むことはありません。パートナーから「今日は飲もうか」と誘われたときなど、特別な機会に飲むだけです。このように、体が「飲みたい」と感じる状況でお酒を飲むことは完全になくなりました。