2人の子どもの父親で有力な保守派の政治的リーダーだったチャーリー・カーク氏(31)の暗殺は、米国民に新たな恐怖の光景を見せつけた。米国民はそれ以前からすでに、こうしたシーンに心を痛めていた。カーク氏は10日、ユタバレー大学の広場で開かれた公開イベントに参加した際に、首に銃弾を受けた。この記事の出稿段階では、容疑者は拘束されておらず、犯人の正体は不明のままだ。大学の広報担当者によると、犯人はカーク氏の演壇から200ヤード(約180メートル)ほど離れた建物から銃撃した。こうしたイベントを狙うパターンから判断すると、犯人が情緒不安定で精神疾患を抱えていた人物だと判明しても意外ではない。カーク氏がMAGA(米国を再び偉大に)運動の著名なリーダーだったことを考えれば、犯人が政治的動機を持っていたと分かっても不思議はない。
【社説】チャーリー・カーク氏の暗殺
MAGA運動のリーダーは反対派との論戦を好んだ
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