人工知能(AI)ブームが始まってから約3年が経過し、企業のテクノロジー責任者らはROI(投資収益率)に関する考え方を変え始めている。新たな知恵とは? AIのROIをそれほど気にするな、ということだ。AIが昨年、初期の実験段階からより成熟した実装段階に移行して以来、最高情報責任者(CIO)らはROIを把握できずにいる。しかしAIが急速に進化し続ける中で、CIOらはAIから得られる利益を認識する際に従来の方法が通用しなくなっていることを認識しつつある。テクノロジー責任者らは16日にウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のイベントで、あちこちで数分の効率化を積み重ねてもROIを計測する意味のある方法にはならないと述べた。