米証券取引委員会(SEC)のポール・アトキンス委員長は19日、企業の四半期ごとの決算報告義務を廃止する規則変更案をSECが支持すると表明した。アトキンス氏はCNBCのインタビューで「株主と上場企業のために、市場が適切な頻度を決めることができると思う」と語った。ドナルド・トランプ大統領は15日、ソーシャルメディアへの投稿で、四半期開示義務の撤廃を支持すると述べていた。この件を巡っては、ロングターム証券取引所(LTSE)が今月に入り、SECに廃止を要請する計画を明らかにしたことで、再び注目を集めている。SECは規則変更をまだ正式に提案していない。提案後は通常、最低30日間のパブリックコメント(一般からの意見公募)期間が設けられる。企業は引き続き、年4回の報告を選択できる可能性が高い。