ドナルド・トランプ米大統領は23日、国連総会で演説し、世界的な移民問題と気候変動対策を批判した。これらが西側の社会にとって世界最大の脅威の一つだと主張した。1時間にわたる演説で、批判の矛先は継続中の戦争、風力発電、故障したエスカレーターにまで及んだ。最も激しい攻撃の対象となったのは、トランプ氏が「二股の怪物」と呼んだ移民問題と気候変動対策だった。「移民といわゆるグリーンで再生可能なエネルギーの高コストが、自由世界の大部分、そして地球の大部分を破壊している」とトランプ氏は主張。「自由を尊重する国々はこの二つに関する政策のため、急速に衰退している。移民および自滅的なエネルギー政策の両方が、西欧に死を招くだろう」と述べた。