米小売り大手ウォルマートは、人工知能(AI)エージェントによる業務自動化を促進する一方、エンジニアリング部門のトップ人材採用も続ける方針を示した。同社グローバルテック部門トップを務めるスラバナ・カルナティ氏が明らかにした。ウォルマートのダグ・マクミロン最高経営責任者(CEO)は先週、「AIが文字通り全ての仕事を変える」と発言しており、同社がエンジニアリング部門とAIエージェントに注力する意向はその中で示された。マクミロン氏はウォルマート内の一部の仕事や業務がなくなる一方で、新たな仕事も生まれると述べていた。同社は引き続き新たな開発者を採用しており、先月には「エージェント開発者」のポジションを新設。その業務は「複雑な業務の流れを自動化するエージェントの配備」になるとしている。