米ゴールドマン・サックス・グループのデービッド・ソロモン最高経営責任者(CEO)は今夏ホワイトハウスで、連邦住宅抵当公社(ファニーメイ)と連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)の新規株式公開(IPO)という巨額案件をゴールドマンが主導すべき理由をドナルド・トランプ大統領に売り込んでいた。プレゼンテーションの途中で、トランプ氏はスポーツ・フィットネス評議会のアスリートグループを招き入れた。ソロモン氏は、元プロレスラーのポール「トリプルH」レベスク氏やゴルファーのブライソン・デシャンボー氏が見つめる中、説明を続けた。これは、おそらく史上最も奇妙なIPO「競争」と言うにふさわしい現実離れした会合だった。