人工知能(AI)の新興企業アンソロピックと米IBMは7日、IBMのソフトウエア内でアンソロピックのAIモデルを利用できるようにするため提携すると発表した。これにより、IBMの最新の統合開発環境(IDE)は、アンソロピックの主力AIモデル「クロード」を直接利用できる初の製品となる。このツールは大企業のソフトウエアエンジニア向けに設計されており、コードの最新化など開発タスクの自動化を支援する。IBMは今後、さらに多くのソフトウエアにクロードを組み込む計画だとしている。提携の一環として、IBMは企業がAIエージェントの利用を構築・拡大するためのガイドも作成する。これには、アンソロピックが導入したオープンソース標準規格「モデル・コンテキスト・プロトコル(MCP)」が含まれ、AIモデルを外部システムと接続する仕組みを提供する。
アンソロピック、IBMと提携へ 企業向けAI市場に照準
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