ルーシー・ジャクソンさんが使っている携帯電話は、電話をかけることと、ちょっと手間をかけてメールを送ることくらいしかできない。2025年の大学1年生にとってはやっかいな状況だ。しかし、普段から紙の地図を使い、車に乗る必要があるときは地元のタクシー会社に電話をかけるジャクソンさんには、「ローテク生活」に伴う面倒は大したことではない。「どんなメディアでも、指先で操作して簡単にアクセスできないものがとても気に入っている」と17歳のジャクソンさんは言う。「誰かと友達になったり連絡を取り合ったりするのはちょっとだけ大変だけど」10代と20代の若者は子どもの頃から、自分の電話でメディアを利用したり、アプリを使って食事を注文したり、ライドシェアを利用したりしているが、それにうんざりしている人もいる。
米若者がローテクに夢中 CD・デジカメ・ガラケー
スマホに振り回されていると感じた10代から20代の若者が、古いテクノロジーに新たな命を吹き込んでいる
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