「“考えすぎ”から解放された」「心が軽くなった」「今を大切にしたくなった」
そんな感想が国内外から届いているのが、世界150万部突破・39か国刊行のベストセラーとなっている『STOP OVERTHINKING ── 思考の無限ループを抜け出し、脳が冴える5つの習慣』だ。Amazon.comでも1万3000超のレビューで世界が絶賛する話題書がついに日本上陸。本書によって日本人が考えている以上に「考えすぎ」が恐ろしい事態を招くことがわかった。本連載では「考えすぎ」から解放される5つの習慣を紹介。本書から一部を抜粋し特別配信する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)
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心の回復力が一段と高まる方法
今回は今こそ効果的な「ストレスマネジメント」を紹介したい。
本書では、ストレスに対して耐性を培うたくさんの方法を紹介してきたが、適切なタイミングで気をそらす術を学ぶだけで、心の回復力は一段と高まる。
「ああ、また反すうしている。同じことばかり考えてつまらないな」と気づいたら、その場で集中できることを始めてみよう。
たとえば、アルファベットを逆に唱えながらその場で30回飛び跳ねてみる。
今週の買い物リストを書き出す、編み物をする、机の上を片づける、歌詞に集中しながら複雑な歌を歌うなどだ。実は何をするかはあまり重要ではない。
大切なのは、気をまぎらわし、一時的に反すうのサイクルを断ち切ることだ。
何も考えられない場合は、五感に意識を向けるか、ジョギングやヨガなどで体を動かそう。その場にストイックに座って面倒な考えと戦う必要はない。立ち上がって、嫌な考えを振り払おう。
「あのとき、ああしていれば、こうしていれば」的な考えに浸っているのに気づいたら、すぐにその芽を摘んでしまおう。
一般的に、気が散るのは避けたい。だが、意識的に目的を持って使えば、気を散らすのは効果的なツールとなる。
この「4つ」を自問せよ
自分にはコントロールできないことで行き詰まっていないか?
小さな砂山を巨大な山のようなものとしてとらえていないか?
反すうは、状況を前進させたり、問題を解決したりするために役立っているか?
自分に語りかけている物語や出来事の解釈には、価値があると信じるに足る理由があるか? それらを鵜呑みにすべきか?
自らの反すうは、同じことについて話している退屈な友人として心理的な距離を置こう。その物語は単なる虚構の物語にすぎないと知っている、冷静で公平な観察者になったつもりでいよう。
その退屈な友人が近寄ってきて、「数年前、君はフランス語が話せると言っていたよね? なのに誰かにフランス語で話しかけられて答えられなかった。あのときの出来事を覚えている? 屈辱的だったよね?」と言う。
このエピソードを思い出したのは、テレビ番組で何かを見たことがきっかけかもしれない。あるいは、その出来事が起きたときに一緒にいた知り合いに最近会ったからかもしれない。どんな形で引き起こされたにせよ、反すうしている自分に気づいたら、選択肢は2つある。
1つは、この退屈な友人と一緒に、そのエピソードがどれだけ不愉快なものだったか、そんな愚かなウソをついた自分がどれだけ最低な人間であるかについて、長く、怒りに満ちた議論をすること。
テフロンのように
「反すう」をはねのける
自問の習慣
もう1つは、反すうに対して冷静に「ああ、その話なら知ってるよ。でも、それはもう過去のこと。私はこの経験から学んだし、今はもう自分を大きく見せるためにそんなことはしない。それにまわりの人はとっくにあの出来事なんて忘れている。さあ、目の前のことを続けよう」と考えてみること。
反すうという名の退屈な友人が再びあの恥ずかしいエピソードを思い出すよううるさく話しかけてきても、あなたは「おい、反すう。他に何か新しい話はないの? 私を前進させてくれる具体的なアイデアは? ないなら、さようなら。私は他のことで忙しいんだ」と答えればいい。
あなたの心はテフロンのように、反すうをはねのける。
反すうは、話を聞いてもらえなかったことにガッカリしてどこかに姿を消すだろう。
(本稿は『STOP OVERTHINKING ――思考の無限ループを抜け出し、脳が冴える5つの習慣』の一部を抜粋・編集したものです)









