イスラエルは19日、ガザ地区内の複数箇所を数十回にわたって空爆し、人道支援を停止した。これに先立ちイスラエルは、イスラム組織ハマスがイスラエル支配地域で兵士を殺害したと非難しており、脆弱(ぜいじゃく)な停戦合意にとって最大の試練となる可能性がある。イスラエル軍はハマスがガザ南部にあるイスラエル支配地域で、対戦車ミサイルや銃を使用し、兵士2人を殺害したと主張。また他の兵士1人が重傷だという。イスラエル政府は人道支援の停止も決定し、複数の政府当局者がこれを認めた。イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、兵士への攻撃に対して強力な対応を取ることを超党派の議員から求められていた。ハマスの軍事組織であるアル・カッサム旅団は、19日にイスラエル軍への攻撃を行ったことを否定。イスラエルが同地域を支配した3月以降、イスラエル支配下の南部ガザにいる戦闘員との連絡は途絶えているとしている。
イスラエル、ガザ空爆 ハマスが兵士殺害と非難
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