シリア東部の小都市ハジンで、米国の支援を受ける民兵組織「シリア民主軍(SDF)」の兵士2人がピックアップトラックで商店街を通過しようとした際、オートバイに乗った過激派組織「イスラム国」(IS)の戦闘員に銃撃され、死亡した。現場近くで店を営む男性は、この道路でISの攻撃があったのは初めてだと話した。男性は銃撃の翌日、明らかに動揺した様子で、「皆、怖がっている。やつらがこの街に戻ってきた」と話した。殺害されたのは、クルド人勢力主体のSDFに所属するクルド兵だった。SDFは米国と共に、ISがシリアとイラクに築いた「帝国」を打倒した。この帝国は、最盛期には数百万人を支配し、恐喝と税収で年間数億ドルを稼いでいた。
イスラム国がシリアで復活、米軍の空白突く
駐留米軍の縮小とアサド政権の崩壊に乗じて攻撃を激化
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