米軍のヘリコプター1機と戦闘機1機が26日、同一空母からの通常任務中に相次いで南シナ海に墜落した。米太平洋艦隊はX(旧ツイッター)で、2機の乗員計5人が救助され、容体は安定していると発表した。両機とも原子力空母ニミッツから離陸していた。ニミッツは米国最古の空母で、来年予定されている退役に向けて米西海岸の母港に帰還中だった。同艦隊によると、両機の墜落原因は調査中だという。ニミッツは、イエメンの親イラン武装勢力フーシ派による紅海での商船攻撃に対する国防総省の対応の一環として、中東に展開していた。太平洋艦隊によると、MH60Rヘリコプターが現地時間26日午後2時45分ごろ、通常作戦の実施中に南シナ海に墜落した。その30分後、FA18戦闘攻撃機が同じ海域に墜落した。戦闘機の乗員2人は機体が墜落する前に脱出し、ヘリコプターの乗員と同様にニミッツの捜索救助チームによって無事救助された。