ドナルド・トランプ米大統領と高市早苗首相は28日、安全保障と貿易分野で新たな協力関係を築くことを誓い、トランプ氏が太平洋の平和の礎と呼ぶ同盟関係に弾みをつけた。トランプ氏は、横須賀の米海軍基地に停泊する米原子力空母ジョージ・ワシントンで6000人の米軍関係者を前に、「米国と日本の貴重な同盟は、世界で最も卓越した関係の一つだ」と述べた。同氏は先週首相に就任したばかりの保守派の高市氏を称賛し、「私は日本という国を非常に尊敬している。そして今、新しく就任した素晴らしい首相を本当に深く尊敬している」と語った。トランプ氏は今回、6日間で3カ国を歴訪する。マレーシア、日本と続き、締めくくりとなる韓国では中国の習近平国家主席との会談が予定されている。アジアで経済やビジネス、外交関係を強化することに重点を置くことで、習氏との会談を前に、この地域への影響力を譲らない姿勢をアピールする。