ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が、原子力推進式巡航ミサイルを使った初の発射実験を称賛し、欧米にはこの技術に匹敵するものはないと述べた。この発言は、ウクライナでの戦闘激化を巡って欧米に警告を発するものだ。米政府との潜在的な軍備交渉でも交渉材料になる可能性がある。欧米の複数の外交官は実験について、ロシアの危険な能力を新たに示すものだと述べている。一方で、一部のミサイル技術・核拡散専門家にとっては、プーチン氏の発言は恐怖よりも困惑を招くものとなった。ロシア政府が26日に公開した動画では、迷彩服姿のプーチン氏がワレリー・ゲラシモフ軍参謀総長と会談。ゲラシモフ氏はプーチン氏に対し、巡航ミサイル「ブレベスニク」が15時間にわたり8700マイル(約1万4000キロ)を飛行したと説明している。
ロシアの時代遅れなミサイル、欧米への「政治的兵器」に
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