タイミーさんが見た世界写真はイメージです Photo:PIXTA

ライター業の傍ら、スキマバイトでさまざまな職場で働いている筆者が仕事を通じて見えた悲喜こもごもをつづる本連載。今回はサウナで清掃の仕事をしてみた。想像以上に“キツかった”現場の実情とは?(ライター みやーんZZ)

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ヨレヨレの制服と貸し出しサンダル
この職場、大丈夫かな……

 氷河期世代の40代おじさんである僕が去年、突如ハマったスキマバイト。今回はとあるサウナで清掃のバイトをした際の模様を紹介します。

 ここ数年、結構なブームになっているサウナ。そんなサウナの清掃バイトを発見し、「裏側を見てみたい!」と興味本位で申し込んでみました。

 とある繁華街にあるサウナ専門施設が今回の勤務先。お店の方に声をかけて事務所へ行き、更衣室で制服に着替えます。

 ポロシャツとズボンを貸していただいたのですが、これが結構ヨレヨレでいきなりゲンナリ……。「いつクリーニングしたんだろう?」と思いながらも仕方なく着替えます。

 また館内では濡れてしまうので靴下は脱ぎ、裸足で貸し出されたサンダルを履いて行動するよう社員さんから指示されました。

 仕方ないことなのですが、誰が履いたかわからない、消毒もちゃんとしているのか怪しいサンダルを素足で履くのはちょっと気持ち悪い……。

 このサウナ、従業員に対する衛生意識は結構ゆるい感じ。「ここ、大丈夫かな?」と不安を抱きますが、覚悟を決めてヨレヨレの制服に着替え、裸足でサンダルを履きました。

 着替え後、まずは事務所フロアの清掃をするように指示されました。掃除機をかけ、ゴミをまとめていきます。社員さんが業務内容を説明してくれるのですが、この方が非常にざっくりとしか説明しないので僕の業務理解度はかなり怪しい感じ。

「それはこういうことですか?」と確認するたびに「ですです」と条件反射的に言ってくるだけ。「これで本当に大丈夫かな?」と思っていたら「じゃあ、あとはよろしく」と言って去っていってしまいました。