米連邦準備制度理事会(FRB)は来年末までに銀行監督部門の職員を30%削減する計画だ。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が確認した内部メモで明らかになった。それによると、この削減でFRBの監督・規制部門の職員数は約350人となり、これまで承認されていた500人から減少する。この削減は、FRBの新たな規制担当トップであるミシェル・ボウマン副議長が午前の会議で発表した。この動きは、ジェローム・パウエル議長がFRB全体で職員を約10%削減すると5月に述べたことに続くもの。銀行監督部門は、何千もの銀行持ち株会社と州認可銀行に対するFRBの監督と規制を管理している。トランプ政権下では、FRBを含む銀行監督当局は銀行に対する規制負担を軽減すると明言している。これは2023年の地方銀行危機に端を発した監視強化の時期からの転換となる。