米連邦航空局(FAA)は5日、政府機関閉鎖により航空管制官が無給で勤務を続ける中、国内40の空港における航空便を10%削減するよう命じると発表した。ショーン・ダフィー運輸長官は7日から始まる今回の措置について、航空便の遅延や欠航が積み重なる中で、航空旅行の安全を保つのに役立つと述べた。10月1日に始まった政府機関閉鎖を受け、航空管制官の人員不足は悪化。これにより航空便の遅延に加え、保安検査場では長い列が生じている。ダフィー氏は5日の記者向けの説明で、「これは、問題がどこにありわれわれがそれをどう軽減するかということだ」と述べた。政府機関閉鎖が長引く中、旅行関連業界は消費者や企業への影響について警告を発している。約500の企業・団体が今週に入り署名した書簡は、議会に予算案可決を求め、閉鎖が続けば年末の旅行シーズン中に大きな混乱が起きるとしている。