4日の米国市場の急落が本格的な暴落の始まりなのかは分からない。しかし、これまで何が起きていたかについて何かを物語っている。注意を払っていなかった人にとって、答えは一言で要約できる。投機だ。投機的な資産ほど、4日の下落幅は大きかった。ビッグテック株や人工知能(AI)関連株、低位株、個人投資家に人気の銘柄、暗号資産(仮想通貨)が軒並み下落した。年初来の大幅上昇で多くの新たな買い手を引き付けた金も値下がりし、安全資産としての役割を果たせなかった。確固たる結論を導き出すには時期尚早だ。しかし注目すべきは、最も投機的な資産の多くでは先月から売りが始まっていたにもかかわらず、今月4日まで米大手企業は巻き込まれていなかった点だ。
米国市場が動揺、このまま暴落か
最も投機的な資産の多くでは先月から売りが始まっていたが、今月4日まで米大手企業は巻き込まれていなかった
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