米国3州で4日に実施された選挙は、経済情勢に対する国民の不満が結果を決定づけ、権力を握っている政党が敗北する形となった。経済的な不満が、国内政治を動かす大きな要因であることが改めて示された。経済問題を中心に取り上げた3人の民主党候補が、米国内の最大都市と二つの州を率いていくことになる。ニューヨーク市の市長選では民主社会主義者のゾーラン・マムダニ氏(34)が勝利。選挙では手頃な価格の住宅や、大都市における生活コストが取り上げられた。またニュージャージー州では、ここ1年で電力料金が20%近く上昇し、有権者の不満が高まっていた。バージニア州では、トランプ政権による連邦政府職員の削減や、政府機関の閉鎖により、多くの労働者が収入を得られない状況にある。
米国民の経済的不満、共和党に逆風 再び選挙左右
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