米連邦議会の下院議長を務めたナンシー・ペロシ議員(民主、カリフォルニア州)が引退を表明した。再選に出馬せず、今期限りで議員を退く意向だ。画期的な医療制度改革を推進し、ドナルド・トランプ大統領と真っ向から対峙(たいじ)するなど、数十年にわたる政治キャリアに幕を下ろす。ペロシ氏(85)は約6分間の動画で、「サンフランシスコの皆さんにまず、私が議会選で再選を目指さないことを伝えたい」と語りかけた。サンフランシスコが克服してきた困難と遂げてきた進歩、自身が指導者として台頭するまでの道のりに焦点を当てた。「感謝の気持ちを込めて、皆さんの誇り高い代表として前進する上で、最後の1年間を楽しみにしている」と話した。有権者については「われわれは常に道を切り開いてきた。そして今、民主主義に完全に参加し続け、われわれが大切にする米国の理想のために闘わなければならない」と語った。
米民主党重鎮ペロシ氏、引退を表明
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