米電気自動車(EV)大手テスラの株主は、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)に追加株式で最大1兆ドル(約153兆円)を支払う報酬案を承認した。一部の大口株主が否決を推奨するなど、報酬案を巡っては激しい議論が交わされた。承認の是非は、テスラの長年のリーダーとして、また、テスラの焦点を人型ロボットと人工知能(AI)に移すというマスク氏のビジョンに対する直接投票と見なされていた。宇宙開発ベンチャーのスペースXやAIのスタートアップxAIのCEOも務めるマスク氏はソーシャルメディアで、報酬案が否決された場合にはテスラを辞めるとほのめかしていた。同氏はテスラの筆頭株主で、約15%を保有している。(この記事は更新されます)