イスラエルで今月始め、バラクラバ(軍人用目出し帽)を着用した予備役兵4人が会見を開き、軍法務局トップに対する処罰と収監を要求した。4人はパレスチナ人の囚人に対する虐待容疑で起訴されていたが、法務局を率いるイファト・トメルイェルシャルミ少将がその証拠となった監視カメラの映像を流出させたと主張した。トメルイェルシャルミ氏はその後に辞任を表明し、現在は自宅軟禁下に置かれている。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が確認した裁判資料によれば、同氏と少なくとも5人の関係者は、捜査映像の流出およびその隠蔽(いんぺい)、さらにはイスラエル最高裁を誤導した疑惑に関する警察の捜査の一環として取り調べを受けている。