ビンセント・サンティアゴさんは、米海兵隊員として過ごしたおよそ31年の間にイラクとアフガニスタンで戦い、訓練指導者を務め、同盟国との協力を促進する連邦機関で働いた。 しかし、米国市民であるにもかかわらず大統領選で投票することはできない。米国政府にどう統治されるかにほとんど発言権のない米国の準州グアムに住んでいるからだ。サンティアゴさんはグアムが米国の51番目の州になることを望んでいる。 「私が米国憲法を支持し守るために戦っているのに、開戦を立法府に勧告できる人間に投票することが許されないのであれば、フェアではないと思う」。グアムの先住民チャモロ人のサンティアゴさんはそう話した。
グアムの州昇格運動に勢い、米軍備増強が追い風に
中国が照準を定める米準州グアム。米国による防衛力強化の動きを受けて政治的地位の変更を目指す運動が盛り上がっている
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