英労働党は、自党の政策が景気の後押しになっていないことに気付いたが、政府の財政収支を均衡化するための福祉支出削減を拒んでいる。残された道は大増税であり、レイチェル・リーブス財務相は26日、それを新たな予算案の中で明らかにした。それは長く語り継がれるラッファー曲線の物語だ。リーブス氏とその同僚たちは何カ月も前から増税を示唆してきた。そして、事前に情報が漏れていた、考え得る最悪の案の幾つかは最終的な予算案には盛り込まれなかった。しかし、まず注目すべきなのは、今回の「そうなってもおかしくなかったものほどは悪くない予算案」でさえ、2030年までに税収の国内総生産(GDP)比を過去最高の38%まで引き上げる計画だということだ。新型コロナウイルス禍前は、この比率は約33%だった。
【社説】国家の衰退招く英予算案
労働党政権による増税は労働者と投資家を国外へ追いやる
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