スーダンの軍事政権はロシアに対し、紅海の重要な貿易ルートを臨める、同国にとってアフリカで初となる海軍の拠点を提供する。スーダン当局者が明らかにした。この取引が実現すれば、アフリカ大陸で足場を強化するのに苦戦してきたロシアにとって戦略的な利点となる一方、米国にとっては懸念すべき展開となる。米国はこれまで、ロシアや中国がアフリカの港湾を管理下に置いて艦艇の装備補給や修理を行えるようになり、さらに重要な海上交通路を封鎖する可能性を阻止しようとしてきた。スーダンの軍事政権が10月にロシアに提示した25年間の協定案は、ロシアが最大300人の部隊を駐留させ、原子力艦を含む最大4隻の艦艇を停泊することを認めるもので、場所はポートスーダンか、紅海に面した別の場所になると当局者が明らかにした。ロシアはまた、スーダンの鉱山利権を優先的に獲得できることになる。スーダンは金の生産量がアフリカで3位。
スーダン、ロシアにアフリカ初の海軍基地を提供へ
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