米ニューヨーク市に三つの大型カジノが建設される。州委員会は1日、米大リーグ(MLB)ニューヨーク・メッツのオーナー、スティーブ・コーエン氏の提案ほか2カ所で営業許可を付与した。これまで同市で華やかな賭博施設はほぼ禁止されてきた。富豪の投資家であるコーエン氏と米娯楽企業ハードロック・インターナショナルは、クイーンズ区のメッツの本拠地シティ・フィールド隣接地にカジノ建設を提案している。両者はこのプロジェクトに80億ドル(約1兆2400億円)を投じる予定。ホテルやコンサート会場も含まれ、プロサッカークラブであるニューヨーク・シティー・フットボール・クラブのスタジアム建設予定地と接続する構想だ。ほか2カ所のうち1カ所は、カジノ運営の米バリーズがブロンクス区のゴルフコースの隣に40億ドルを投資してカジノを開発する提案。もう1カ所は、マレーシアのゲンティン・グループが55億ドルを投じ、クイーンズ区の競馬場にある現行のスロットマシン中心の施設を本格的なカジノに拡張する計画だ。
NY市に大型カジノ建設へ、州が3カ所に営業許可
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