米オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)が3日発表した全米雇用リポートによると、11月の雇用者数は減少した。今年に入り減速している労働市場のさらなる後退を示した。ADPによると、11月の民間非農業部門雇用者数は3万2000人減となり、10月の4万7000人増から減少に転じた。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)がまとめたアナリストト予想の4万人増に反して減少した。エコノミストは長い間、匿名化された給与データから集計するADPの雇用データに注目してきた。だが、政府機関閉鎖によって10月以降は公式な経済指標の発表が延期され、ADP雇用統計は特に重要性を帯びている。労働省労働統計局(BLS)は、政府機関閉鎖が終了して3週間が経過した現在も遅れを取り戻そうとしている状況だ。雇用統計については11月分を12月16日まで発表しない方針で、予定より2週間半遅れとなっている。
米ADP民間雇用、11月は3.2万人減 予想外の減少
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