『解きながら身につける 大人の語彙力』(くもん出版)
▼答え
(1)話のさわりだけ聞きたい。
ア.中心となるところ
(2)議論を尽くして、企画が煮詰まる。
イ.結論に近づく
(3)彼女の破天荒な行動が、業界を変えた。
イ.前人の成し得なかったことをする様子
(4)社長を退任する潮時だ。
イ.物事の好機
(5)優勝候補の選手が敗退し、がぜんやる気を出す。
ア.突然
(6)小春日和で穏やかな一日だ。
イ.初冬の暖かい日
(7)社長が求める業務には、世間ずれしていない人がふさわしい。
ア.世渡りによってずる賢くなること
(8)見当違いの発言に失笑する。
イ.思わず吹き出す
(9)急場を乗り切るため、姑息な手段を用いる。
ア.一時しのぎの
(10)憮然(ぶぜん)として情勢を見守る。
イ.落胆してどうすることもできない様子
【ベテラン編集者まるこさんのアドバイス】
言葉の由来を知っておくと、意味も理解しやすいですね。
(1)「さわり」…義太夫節で、他の曲節を取り入れたいちばんの聞かせどころという意味が由来。転じて、話や小説などの要点や最も興味を引く部分を表す。
(3)「破天荒」…古代中国の科挙(かきょ)に合格者が現れない土地を「天荒」(不毛の地)と呼んでいた。それを破って合格した人を「破天荒」と称したことが由来。
(9)「姑息(こそく)」…孔子の門人である曽子(そうし)が、息子による一時しのぎの配慮を「姑息」と表現したことが由来。したがって、本来「その場しのぎの」という意味だが、多くの人が「ひきょうな」という意味で用いている。







