新卒採用はどうあるべきか、は考えていたものの、どうしても目の前のお金やリソース、時間的制約などで導き出せる最大効果の施策を考える方に思考は寄ってしまいがちだし、実際に当時の私はそうなっていた。確かに、現場を任されているのでそれはそれで大事だが、「リーダーはあるべき姿を考え、言い続け、現実をそちらに近づけていく仕事をもっとしろ」（＝ワガママに仕事しろ）と言われて、仕事に対する考え方がガラッと変わったのを覚えている。
リソースを意識しすぎず
「もっとワガママに」旗を立てる
その後、私はDeNAを辞め、スタートアップを経営していたわけだが、リーダーとして「ワガママに仕事をする」「旗を立てる人である」というのは、変わらず強く意識している。
どこのスタートアップや会社でもそうだが、所属組織に関係なくチャレンジしている人には、「こうあるべき」という自分なりに見えている世界や信じているものがあると感じる。何よりも、自分の役職に閉じるのではなく、自分の役職を使ってフルに会社やその他のリソースを使い倒す。それによって目的を達成している人こそが、大きな成果を成し遂げている。
日々働いていると、どうしても円滑に仕事を進めることを重視してしまう。そうなると、役職や立場にあった振る舞いや、自分が使えるリソースを限定して小さく考えてしまう。
もちろんそういった態度は重要だ。しかし、時には「旗を立て」、その実現に向けて「もっとワガママに」やっていくことが大事である。特に、「マネジャーではなくリーダーになりたい」「リーダーとして何かを変えたい」と思う人ほど、「ワガママに働く」というのは必要なマインドなのではないだろうか。
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・うまくいかないチームが「答えられない」質問
・ダメ上司は「私が責任を取る」で片付ける
・入社後、確実に活躍してくれる人材を見極める方法
・「仕事をしない部下」への対処法
・副業・フリーランス人材を大活躍させる「三つのコツ」
・部下の成長を妨げる「優しい上司」のNG行動
第3章：最小の努力で年収が上がる！「キャリアの鉄則」
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・年収を上げるために「スキルアップ」よりも大事なこと
・「配属ガチャ」に外れたらどうする？
・AI時代に出世できる人の必須条件
